2025/10/7
ようやく猛暑続きの日々から解放され、すごしやすい季節をむかえほっとしている今日この頃みなさまにおかれましては、元気でお過ごしのことと存じます。
つぶやくのを忘れてしまうような猛暑が続いて、館長のつぶやきの間隔が開いてしまいました。
これから頑張って、つぶやいていきたいと思っております。
現在、永井記念館では資料や古文書等の整理や、永井家の墓所の調査などを行っており、この度の資料整理中に大秦景教中国流行碑の拓本が発見されました!
資料整理をしているFさんが、古文書や石碑などに詳しい、最近スタッフに加わったYさんに「こんな拓本があるのですが?」と見せたところ、「これは大秦景教中国流行碑の拓本だ!」と大興奮。
Fさんは「そこに拓本があることは知っていたが、たいしたものではないと思っていた」とのこと。
私もびっくりしましたが、知らないということは、そんなものなのですね。

みつかった大秦景教中国流行碑の拓本4枚
大秦景教中国流行碑とは?
大秦景教中国流行碑は、781年に建立された石碑でネストリウス派キリスト教の教義や、その中国への伝来を記録したものです。
この碑は、唐代の中国におけるキリスト教の伝播とその影響を詳細に記述していて、現在は西安の碑林博物館に展示されています。
碑の内容には、宇宙の創造、メシアの出現、景教の意義そして唐との関連などが含まれています。
このような重要な石碑の拓本だったのです。

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現在、拓本をパネル展示するため表具工房に製作を依頼中でその間仮に展示した拓本のコピーです。